2007年総会のお知らせ

日時  6月30日(土)
会場  松本市 なんなん広場 会議室4
10:30~ 総会

13:00~ 実践報告 「年間行事予定表を味方につける」
     蘇南高校 学校司書 富所綾さん

13:30~ 講演会 「小学校の学校司書として やってきたこと」
     市川市立稲越小学校 学校司書 高桑弥須子さん
      ・小学校の図書館司書として授業支援をどう実践し、結果どうだったのか。
      ・需要の掘り起こしはどうやってきたか。
      ・今何を考え、これからの活動は何が大事と考えているか。
      ・一人で仕事をすることの限界と、学校内外のチームワーク


総会を欠席される方は、6月のしなのがくと同封の委任状か、委任者を指定した任意の形式を、事務局までお渡しください。
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5月例会のお知らせ

日時  5月26日(土) 13時~

会場  松本市 なんなん広場 工作室
  
内容  13時 学習会1 全国のいろんな学校図書館支援事業
    夏の大会に担当する分科会の勉強会です。どんな支援があればよりよく活動できるのか、事例を研究します。
      学習会2 年間行事予定表の有効利用
参加の皆さん、自分の勤務している学校の年間行事予定表に、昨年1年間の図書館活動を書き込んできてください。できれば、1日の貸出冊数も書き込むと、なおベター。
      その他 総会について

   ●今月のお題 「泣ける話 ○○もの」 
    家族もの・動物もの・友情ものなど、大まかな分類や想定対象読者をそえていただくと、実際に使いやすいかと思います。“○○もの”の数は制限しませんので、思いつく限り用意していただければと思います。

4月例会報告 今どきの児童文学と一般文学2 八束澄子

2007年4月21日(土) 13:00~ 参加者  8名

読んだ本の確認
 『わたしの、好きな人』が5人、『リターンマッチ』が3人『海でみつけたこと』『とうさんは忍者』が2人、『おれたちの~』『シンタの~』『ディア・ファーザー』『ミッドナイトステーション』が各1人ずつでした。

児童文学・YA・一般文学の分類
前回にならってそれぞれの本について分類を試みましたが、なかなか割り切れず苦労しました。
 ・飛べゴンザ、とうさんは~、ディア~は小学生対象のようだが内容はそうでもない。
 ・ふぇにっくす丸、リターンマッチの主人公は高校生だが、八束作品にYA向けがどれだけあるといえるか疑問。
・わたしの~の主人公は小学生 でもこれって小学生向け?
・ジャンルや読み手を想定するのではなく、書きたいことを書きたいように書いているという印象が強い。

八束作品の共通点
・父親が頼りない、存在感がない。動物が登場する、猫・犬・鳥など。
・登場人物それぞれの視点が混在しており、目配りが利きすぎている。誰に共感して読めばいいかわからない。
・社会への問題意識(特に労働問題)は強く感じる。
   とうさんは忍者…父親がうつ病 ディア・ファーザー…父親が過労死 
ミッドナイト~…単身赴任 リターンマッチ…若者の落ちこぼれ など。
 ・広島出身で岡山に住んでいた経験からか、広島や岡山を舞台にした物語が多い。が、舞台設定としては、いまいち。匂いがたってこないし、風景描写、言葉遣いは「瀬戸内」といった感じ。
『リターンマッチ』 わりと面白く読めたが、内容と装丁や本の扱いが合っていない。甘い。主人公が簡単に立ち直りすぎる。別メディアで取り上げればもっと輝くのかも。
『わたしの、好きな人』  講談社から一般文学ふうの装丁で出ているが、内容は古い。料理の場面ひとつとってもこなれていない感じ。単純で良かったがオチは激しい。全共闘のニオイがする。自首のシーンはどこかで読んだことがあると感じさせる。
『ディア・ファーザー』  物語というより説明のよう。

児童文学について
・児童文学というジャンル自体が古い。読むに値する児童文学はもはや少ないのではないか?
・児童文学に暗いテーマを持ち込んだのは、戦後の弊害
 松谷みよ子、古田足日、早乙女勝元…戦争からぬけ出せていない
・ 課題図書に問題あり 八束作品はよく課題図書になるけれど、本当に読んだ上で選ばれているのだろうか? そのわりには面白くない。

結論
・八束作品は、ひと昔前の児童文学。あえて読む必然性が感じられない。
・前回の佐藤多佳子さんとは比較にならない。
・八束さんも装丁や出版社に恵まれていない。90年代の装丁はちょっと苦しい。
・外見(ジャンル・装丁・対象年齢)と中身のギャップが激しい。
・作品は児童文学が比較的多いようだが、小学生にも中学生にも高校生にも向かない。かといって大人には物足りない。
 
私は前回出席できなかったのですが、盛り上がった前回に比べると、なんとも後味のよくない読書会だったようで、ちょっぴり残念でした。