2012年3月例会報告

3月例会および講演会報告      2012.3.18(日)  
               於:なんなんひろば会議室3

1. ‘人’プロジェクトパンフレット完成
完成したパンフレットの配布の仕方を考えて必要部数を申請していく(基本単位400部)。マスコミに載る形でアピールできないか→実際に見学にいける学校を作る等、アイデアを出していこう。

2. 全国委員会への報告
長野県の状況として 茅野市・飯田市で4月より小中学校の校長を学校図書館長に。県立高校の司書の状況―正規58名 新たな雇用として嘱託9名(月20日20万円)、臨時18名となった。

3. 福島大会について
○ 分科会について
貸出履歴という言葉から受け取るイメージが各々異なっているのではないか、ということから始めないといけないかもしれない。
学校図書館では貸出履歴を残すシステムの要望が多いという現状もある。
学校図書館で「オススメ機能」をどう考えるか。
米田さんのお話を聞いてから、もう一人のパネラーをどんな人に依頼するか決める。
○ ナイターについて
<マンガにみる学校図書館員のイメージ>沖縄国際大学 山口真也さんの話を受けて語り合う。図書館員像についてはいろいろなサイトがあるらしい。

4.学校図書館1・2・3歩講座 第5回について
4月21日(土) 最終回は「学校のことで図書館に関係ないことはない!」
「スタートガイド」の「知る」が基本になる。年間行事予定表を使ったワークショップを行う。スタートガイドの<β連携する>の部分を今まで扱っていないのだが、図書委員会を扱うと時間がたりないので、いずれ例会等で改めて扱うようにしたい。


米田渉さん講演会 ―貸出履歴の活用サービスを考える~成田市立図書館の実践からー

米田渉氏 
大学の司書課程で竹内紀吉さんに学ぶ。95年より成田市立図書館司書。成田では、ずっと電算担当。
<サービス提供の経過>
◇きっかけは2007年の図書館システムの更新。それに伴いさまざまなサービスを考えた。図書館データベースの充実、図書館ナレッジ(図書館のもつ知識・情報)を利用者へ、Webサービスの充実など。
◇図書館は必要とする資料を必要とする人に引き渡すことなのに、人は出会うべき本に出会えていないのではないか?それでいいのかという思いがあった。コンピューター技術が発展した現在、システムは「蔵書管理システム」から「資料提供システム」になれるのではないか? そのためにはその人にどういう嗜好があるのかという情報収集が必要になるが、個人情報保護の面がクリアした上で出会いが作れればいいのではと考えた。
◇「おすすめリスト」は自分のデータを使うサービス
アマゾンなどのリコメンドサービスは「この本を買った人はこんな本も買ってます」のように他人のデータを使うが、「おすすめリスト」は自分の借りた本・予約した本・今度よみたい本(※参照)の、著者、件名、などをorであけていき、その中から成田図書館で貸出・予約の多いものから(利用実態としての評価を付加える)順にリスト化されるシステム。しかも自分の履歴保存を選択するとき、しない時に分けられる。
(※予約(リザーブ)は2件までしかかけられないので、「今度よみたい本」という形でMyページに自分の防備録を作れる、これはよく利用されている)
◇やり方としてはMyページで利用の可否を選択。貸出履歴を保存する、しないを選択。初期設定は「保存しない」。保存しなくてもおすすめリストは作成できる。途中変更いつでも可能、その瞬間に削除される。業務画面からも見ることはできない。

<貸出履歴について>
コンピューターの発達でその気になればなんでもできる、だからこそ何をしないかをルール化していかないと大変なことになる。個々の館ではなく日本の図書館としてルール化が必要。「図書館の自由に関する宣言」を内実あるものにするために。
そこで米田さんは 
図書館雑誌2011.7「北から南から」で、「図書館の自由に関する宣言」についての提言している。
1、 貸出履歴は利用者のデータである。望むなら残すことが可能(個人の承認が前提)
2、 資料に紐つき履歴はしないー貸出記録は個人を特定できない方法での保存ならよい
3、 自動返却仕分け機で当日履歴を残すことがあるが、それを利用者に提示することが望ましい
4、 扱いについてはプライバシーポリシーに記載すること。
また図書館サイトへのアクセルログの取り扱いも検討が必要。
※スマートフォン、電子書籍などは見ているページのデータが収集されている。
スポンサーサイト