2014年11月例会のお知らせ

11月例会のお知らせ
日時 11月15日(土)  13:30~
場所 なんなんひろば 会議室1
内容 ボーカロイド小説・ゲーム小説の現在

生徒に人気のボカロ小説やゲーム小説ですが、その世界感や存在が、ネットに疎い人にはわかりにくいものになっています。今後もしばらく人気を保つであろうこれらの小説について、講師をお迎えしてお話をお聞きします。合わせて皆さんの学校の蔵書状況や、人気の本なども情報交換をしましょう。
       
午前中は、スタートガイド出版打ち合わせを行います。
場所 なんなんひろば保育室 開始9時  
机がないのでクリップボードなどご準備ください。

 今後の予定   
 12月例会 終日編集会議のため、年鑑ワークは先送りします
 1月例会  東日本ブロック集会と兼ねます。
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2014年10月例会報告

☆植物図鑑ワークでワイワイ
 気分は小学三年生になって、植物図鑑ワークをしました。この年齢の子どもたちは、毎日のように「これ何?」と現物を持って図書館にやってきます。今回は現実的なシチュエーションを考えて、学校にある種類の違う図鑑を使って、図鑑の使い方と比較をする授業を行いました。講師はYさんにお願いしました。
 最初に東村山市の学校図書館で使っている、2年生対象の、全員で同一の図鑑を使ったワークをするとき用のシートを見ました。図鑑の使いかたがきちんと押さえられています(学芸大附属「授業に役立つ学校図書館活用DB」トップの右側バナー「資料アラカルト」から、シートの現物と授業シナリオがダウンロードできます)。資料アラカルト
 次にワークです。主に使った図鑑は、
小学館『小学館の図鑑 NEO』植物
ポプラ社『ポプラディア大図鑑 WONDA』植物
学研『原色ワイド図鑑』野草

の3種類で、どこの公共・学校図書館にもあるものです(講談社『講談社の動く図鑑MOVE』植物は所蔵なし)。教材は、①「赤い小さい花が点々とついている植物」と②「黄色い花のついた植物」の実物を用意し、「これはなんという植物でしょう?」を各々の持った図鑑で調べていきました。
 まず、植物を調べるためには昆虫図鑑じゃなくて植物図鑑だよね、など、小学生に必要なことを押さえつつ、
○名前が分かっているときは「索引」から 
○名前がわからないときは「目次」から 
○合わせて凡例のみかた 
を説明します。今回の植物は両方とも名前がわからないので「目次」から調べます。原色ワイドは植物分類を勉強した中学生以上なら使えますが、今回のように「この花何?」にストレートに答えるには使いにくいものでした。他にも、使いにくい索引=主要ページが強調になってない、なども比較しました。小学生のように「こっちにはこう書いてある」と読みあいながら比較したら、それぞれの特徴がよくわかって楽しかったです。「凡例」や「この本の使いかた」は実際に一回引いてみてから読み直すと、理解しやすいこともありました。
新しい子ども向け植物図鑑の比較
NEO \2160 2002.7先発 目次は場所別→季節別 絵にパワーがある・立体感も 出版から10年以上だが、画期的なシリーズである。 
WONDA \2160 2013.4後発 目次は季節別→場所別 教科書に準拠した記述が特徴 NEOとつくりがそっくりな印象なのは後発の宿命か。 
Move \1944 2014.6 色がいい 付録のDVDはNHKの映像が使ってあるのでよい 採用点数が上2つに比べて少ない 
公共図書館でも大人のレファレンスに対して、今回使った図鑑が十分役立っています。
①はミズヒキソウでしたが、葉っぱに斑があるかなしかで意見が分かれ、赤いのは花か実かで意見が分かれ、結局同定ができたようなできないような。②は何の花だったか……。
 その他、山と渓谷社の『日本の野草』は、生えている場所と姿が掲載されているので、採取した条件と比べやすい。文一総合出版はハンディーでマニアックな図鑑が多く、『野草のロゼットハンドブック』『身近な雑草の芽生えハンドブック』など面白いものがある。誠文堂新光社の『草木の種子と果実』も使える。新樹社の『生命樹 Tree Of Life』(奥田實著 10260円)は、図鑑でもあるが見て美しい写真集である。林将之監修のこのきなんのきは、樹皮や葉っぱで同定できるサイト、など様々な新しい図鑑を紹介しあいました。最近、誠文堂・文一がいい線いっていますね。
歴史のある保育社の図鑑ですが、詳しく知りたいときには使えるものの、絵と説明文のページが離れすぎているなど、もう一つ使いづらいようです。また『野外観察ハンドブック 校庭の○○』シリーズは、やはり植物体系を学んだあとの図鑑です。
最後に、本当に物の同定は難しい、と思った学習会でした。