2009年9月例会報告 体験「本の味見」~新しい読書会の手法いろいろ

2009年9月例会
2009.09.19(土)なんなん広場 参加者10名

久々の大人数の例会となり、盛り上がりました。「本の味見」では、いつになく(いつも以上に?)真剣な表情で本に向き合う、皆さんの表情が印象的でした。読書の秋にぴったりな企画だったと思います。

1.全国委員会宿題
次回東京大会について。テーマ・講演会講師・実践報告者の候補。長野県受持ち分科会・ナイターについて。など

2.「本の味見」をやってみよう
 全国大会のナイター(福島担当)で行なわれた「本の味見」を長野でもやってみました。(元ネタは「『味見読書』で本離れが無くなる!」熊倉峰広著 明治図書刊) 
「本の味見」には、I.参加者が自分の好きな本を持ち寄る方法と
II.司書や教師が選んだ本と出会う方法がありますが、今回はI.の方法で行ないました。
◇ 手順
① 5~8人程度のグループを作る。
② 記録シートに、持参した本の書名・おすすめポイントを記入する。
③ 最初に、自分が選んだ本についてグループ内で説明をする。
④ 本と記録シートを一緒に、隣の人に渡す。
⑤ 制限時間内(3~5分)に本を試し読みする。
⑥ 記録シートに、項目別に☆をつけて評価したり、コメントを書いたりする。
⑦ 順に隣の人に本を回して行き、一周したら終了。
◇ やってみての反省・感想
・ 人数が多すぎて疲れてしまった。(今回は9人)
・ 時間(今回は5分ずつ)はどうか?→本を読む時間とコメントを書く時間は、分けたほうがよい。
・ 本の紹介はあったほうがよいか?→あったほうがおもしろさが伝わる。この人が紹介するなら読んでみようと思うかも。本のジャンルは教えてもらっておいてもらったほうがよい。
・ 実際、どんな場面で使えるだろうか?→IIのやり方は調べ学習の前など使えるのでは。
・ 本を読みたい欲求のない生徒に対しては難しいか?

◇ 「カタリベカフェ」について
本に親しむためのその他の手段として、Sさんが実際に参加された「カタリベカフェ」について、報告を聞きました。
「カタリベカフェ」は、愛知の大橋さんという方が始めたもので、基本的には知らない人どうしが、自分の好きな本を持ち寄って集まり、お茶やお酒を飲みながら語りあう、といったものです。本を読むことと、人とのコミュニケーションが合わさった感じで、本は単なる手段ではなく、本についての要素も大切だそうです。
手順としては、①自己紹介(職業・所属などではなく、マイブームについて・・・と話す)→②本の紹介→③本についてのフリートークをする。時間があれば、2冊目の本を紹介することもあるそうです。
知らない者どうしが本を媒介にゆるやかにつながっていく、という形態は、現代らしいといえば現代らしいし、ネットの中などでは得られない、生身の人と人とのつながりを求めているとも言えそうです。例会参加者からは、見知らぬ人と一緒に本について語れるか? 参加する勇気はあるか? 両方向の意見が出ました。抵抗感を感じる人と、参加してみたいという人がはっきり分かれておもしろかったです。Hさんによると、韓国ではブックカフェでこうした会が頻繁に行なわれているそうです。

 その他、ブッククロッシング(カフェなどに自分の本を置き去りにして、他のお客に読んでもらい、また次の人へとリレーしていく)や、8月末に行なわれた「高遠ブックフェスティバル」の話題などで、時間いっぱいまで盛り上がりました。
(文責 A.F)
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