2015年2月例会報告

2015.2.21(土) なんなんひろば会議室3 参加者11名

1.百科事典ワーク
 子ども向けの総合百科事典「ポプラディア」の出版がなければ、このようなワークは行われなかったことを考えると、偉大ですね「ポプラディア」
・伊那西小学校での実践 
 初めに「百科事典って面白い」(宮崎伊豆美・東村山市・小学図書館ニュース2015.1.28)を紹介がありました。定義や事典を読むことを面白がれる小学校中学年(3・4年生)までに、百科事典に触れて親しんで、楽しい気持ちを実感してもらいたいところです。
 小学3・4年生に行ったワークの報告と、実際にワークシートで追体験しました。
①百科事典の成り立ちと仕組みを説明。背・小口・柱・定義・索引の説明。
②テーマ決めにも使えます
③プリント1枚目→10個ことばを上げて、その中から一つ調べ、巻・ページ・説明の穴埋めをする。選ぶことばはできるだけ巻が重ならないようにすると作業がスムーズに進む。説明文を読み込めない子どももいるので、3年生にはちょっと難しいかも。正式名称を知らないと引けないなど、引き方に工夫がいることも知ることができる。
④プリント2枚目→定義を書き込むシート。「定義」を知ってもらうため、5つのことばを載せて、一つ定義文を書き写してみる。次に自分の気になることばを自由に調べてみる。
子どもの中には「百科事典を借りていきたい」と言い出す子も必ずいるぐらい、このワークを楽しめます。楽しいうちに繰り返しいろいろな場面で使えると定着しやすいし、その後のハードルも低くなると思います。

・諏訪清陵高校附属中学校での実践
 中学1年国語「調べたことを報告しよう」の単元で、百科事典を使ったワークを行いました。合わせて茅野市で作ったワークシートも見せてもらいました。中学校になると、先生方が百科事典の使い方や定義などの大事さを意識していないので、授業に取り入れるにはハードルが上がる、との意見も出ました。
 ①凡例(使い方)を見てみよう 凡例を教えることで、より上手に事典が使えることを知らせます。
 ②索引を使い、ことばの広がり「関連語」から知識を広げていこう。
 ③ワークシート(今回は担当の先生が作製) 自分で調べることばを決めて、埋めていく。項目はワード・巻・ページ、索引メモ、定義(一つ目の「。」まで、と記載するとわかりやすい)と説明文の要約。
 ④その後の調べる方法やツールの説明。
授業中の机の配置も重要です。グループで百科事典を使うので必然的に机が島形式になり、この方が生徒相互の教え合いにも発展し、お互いに良い影響があるということです。

2.年鑑ワーク
・伊那中学校での実践
 現在年鑑は、小・中学生をメインにしたものが出版されているのみです。今回は『朝日ジュニア百科年鑑』を一人一冊使い、年鑑からデータを読み取り比較するワークを実体験しました。
 ①年鑑には主にどんなことが載っているのかを説明する。索引の説明も合わせて。
 ②長野県に関する統計データを調べてみる。書き込みをする。今回はリンゴとブドウの生産量(とれ高)について調べました。
 ③各々で調べた②のデータを突合せグラフにしてみた後、いろいろ考えてみる。なぜその年の収穫量が下がったのかなどは、気象への興味にもつながる。
 ④中学生のスポーツの記録でトリビアを探す。
 ジュニア年鑑から国勢図会につなげるにはどうしたらいいか、国勢図会にも「調査報告していないデータは掲載されない」ことを知る、各省庁のデータの関係性などの話も出ました。また単位の見方が分からない中高校生がいることも話題に。
 いずれのワークもそうですが、「楽しい」と思えるうちに基本を教えて、その後の繰り返しが大事になります。また最近は百科事典用ワークシートもあちらこちらで作られているので、その使い勝手などもみんなで考えていけるといいですね。
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