10月例会報告 ライトノベルの分担保存の可能性を探る

1.ライトノベルの分担保存の可能性を探る

①ラノベの分担保存の意義と、方法について
古いラノベで、今ではほとんど利用がないものについては、更新を考えている学校も多い。しかし、公共図書館ではほとんど扱っていないので、どこかで「保存」を考えていかないと、いざというときに手に入らない状況になってしまう。(国立国会図書館まで行けば何とかはなるけど) 県立図書館がその役割をになってくれればベストだが。高校で行なうのなら、全県ではなく各支部毎くらいがよいのでは。となると、がくとで行なうというより、SLA等で話し合ってもらうほうがよい。今日は、話の糸口になれば……。

②ラノベの定義
『ライトノベル完全読本』1~3(日経BP社 1巻は2004.8) を参考にしました。

③実際に保存候補をあげ、基準を考える 
事前に集められた5校の「ラノベ除籍候補リスト」を見ながら、残しておく(分担保存)候補をあげていきました。
○保存のポイント
・今現在、一般書などで書いている著者(山本文緒・唯川恵など)
・小中学校で、読まれている著者。特に青い鳥文庫・ジャイブ文庫・ポプラポケット文庫などに注意する(青い鳥で倉橋耀子など 小中学校との情報交換が大切)
・そのレーベルを背負った著者(X文庫の花井愛子、林葉直子・コバルト文庫の団龍彦など)
・自校の卒業生(風越高の藤本ひとみ、飯田高の阿智太郎など)
・動いているシリーズの著者の古い作品に注意(コバルト文庫の榎木洋子「リダーロイス」シリーズ)
・同じ作品が、一般書などで出し直される可能性が高いものは残さなくてよい(田中芳樹・夢枕獏など)
これらをポイントにして、各支部で話し合う。「学校で残す」「支部で残す」「県で残す」「各校の判断に任せる」の4段階。

「何年も動いてないので、このシリーズはもういいだろうと処分したとたんに端から読みたいという生徒が現れる」「突然古いラノベが動き始め、どうしたのかと思っていると、アニメ化されていた」「古くても、司書がそのシリーズに思い入れがあると捨てにくい」等々、ラノベにまつわる苦労話で盛り上がりました。また、ほんの数年でいわゆる「青春時代のラノベ」が各人で違っていて、はやりすたりが早い世界を実感しました。

2.全国委員会報告
全国大会の長野県担当ナイター・分科会について

・ナイター……「○○の次の一冊はこれだ!(仮)」
同じ作家・ジャンルをこよなく愛し、それを読みつくすともう他には見向きもせずに図書館から足が遠のく……。そんな時にすすめる次の一冊のために、失敗・成功エピソードを集め、作家チャート・作品傾向チャートのようなものを作成する。できれば屋台ナイターで、模造紙を貼り出し、参加者に自由に書きこんでもらう形式にできないか。

・分科会……「図書館サービスチャンスシート(仮)」
「学校図書館チェックリスト」と今年度ナイターの「年間行事予定表」を受ける形の分科会。「チェックリスト」の網羅的・規範的なプレッシャーを払拭し、初心者にも「これならわたしもできそう!」と思ってもらえるような分科会にしたい。バインダー式で、書き込んでいけるものにできないか……etc. 担当から説明がありました。具体的にどのようなシートになるのか、分科会としてどう作っていくのかイメージしづらい、という意見が出され、次回例会でまずは「校内図」について実際にやってみることになりました。

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